岡山の新春を彩る「院展」岡山会場（日本美術院、山陽新聞社主催、岡山県、岡山市共催）が２日、岡山市北区表町の天満屋岡山店６階葦川（いせん）会館で開幕する。

　近代日本美術の指導者岡倉天心らが創設した日本美術院の再興第１０８回展。現代日本画壇の巨匠や郷土ゆかりの気鋭らが手がけた計５９点を展覧する。

　田渕俊夫同美術院理事長が黒部峡谷に立つ鉄塔と送電線を力強い筆致で描いた「黒部心象　鉄塔」や、瀬戸内市在住の同人・井手康人さんが金色の霊峰に未来への希望を託した「不二」など、気品と風格に満ちた大作が並ぶ。

　１４日まで（会期中無休）。午前１０時～午後５時半。一般千円、高校生６００円、中学生以下無料。２日は和装での入場者は無料となる。会期中は毎日、地元の茶道各流派による茶席が設けられる。