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新聞に触れる環境 理解力が向上 岡山でNIE実践報告会

各校がNIEの取り組みを紹介した実践報告会
各校がNIEの取り組みを紹介した実践報告会
 教育に新聞を活用するNIEの実践報告会(岡山県NIE推進協議会主催)が26日、岡山市北区柳町の山陽新聞社であり、実践指定校2年目の県内5校が取り組みと成果を発表した。

 玉野市立玉原小の山崎〓教諭は、廊下に掲示した新聞を読んだ児童が興味を持った記事にシールを貼る取り組みや毎週1回15分間、記事を読み感想を書く活動を紹介。「実践後のアンケートでは文字を読むことや文章を書くことができるようになったという児童が90%を超えた。取り組みを継続して時事問題に関心を持つ児童を増やしたい」と話した。(〓は示ヘンに羊)

 和気町立和気中の向井宏幸教諭は、学校紹介の新聞を作り、地元の小学校に配布したことを報告。理科や数学科、家庭科などさまざまな教科で記事を活用したとし「生徒が新聞に触れる環境を作ることで、文章を読む速さや内容を理解する力が向上し、情報処理能力が高まった」と成果を語った。

 岡山市立小串小、倉敷市立児島中、県立玉野高も発表した。報告会には小学校から大学までの教員や新聞関係者ら約40人が出席した。

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