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赤穂線減便撤回を JRに要望書 県と沿線3市、来春ダイヤ改正で

藤原支社長(左端)に要望書を手渡す上坊副知事(左から2人目)ら
藤原支社長(左端)に要望書を手渡す上坊副知事(左から2人目)ら
 JR西日本の2024年3月のダイヤ改正で赤穂線の瀬戸内、備前市間を結ぶ上下2便が減るのを前に、両市と沿線の岡山市、岡山県は25日、減便撤回を求める要望書を同社岡山支社に提出した。

 2便はいずれも午後10時台~11時台。上りは岡山駅から備前片上駅(備前市)までの便を手前の長船駅(瀬戸内市)止まりに短縮。下りは備前片上駅発で岡山駅に向かう便を長船駅発に変更し、結果として備前市―瀬戸内市間の上下2便が減ることになる。

 要望書は「来春のダイヤ改正は利便性が損なわれている中でのさらなる減便で、甚だ遺憾」と明記。上坊勝則副知事や吉村武司備前市長ら4自治体の代表が同支社を訪れ、藤原乗将支社長に提出した。

 藤原支社長は非公開での面談後、「持続的に輸送サービスを提供するため必要な見直しを行っており、ご理解を賜りたい」とのコメントを出した。

 県によると、赤穂線は新型コロナウイルス禍で減便が加速しており、23年3月の運行本数は20年同期比で2割近く減った区間もあるという。

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