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師走の岡山路疾走 山陽女子ロード ハーフ アキドルが2年連続頂点

ハーフマラソンで先頭争いを繰り広げる選手たち=岡山市北区伊福町
ハーフマラソンで先頭争いを繰り広げる選手たち=岡山市北区伊福町
 第42回山陽女子ロードレース大会(岡山県、岡山市、山陽新聞社など主催、特別協賛・大王製紙エリエール)は17日、岡山市のシティライトスタジアムを発着点に「有森裕子杯」ハーフマラソンと「人見絹枝杯」10キロが行われ、国内外の実力派ランナーら計220人が師走の岡山路を駆け抜けた。

 ハーフは85人で争い、外国人4人の先頭集団から終盤に抜け出したマーガレット・アキドル(コモディイイダ)が1時間9分29秒で2年連続の頂点に立った。5位の唐沢ゆり(九電工)が前回に続いて日本人トップとなった。

 日本陸連登録の135人が出場した10キロはアグネス・ムカリ(京セラ、倉敷高出)が大会新記録の31分9秒をマークし、自身の持つ連覇記録を4に伸ばした。日本人最上位は3位に入った川村楓(岩谷産業)。地元の天満屋勢は吉薗栞が7位、西村美月が8位入賞を果たした。

 大会は4年ぶりに声出し応援が“解禁”された。沿道には厳しい冷え込みにもかかわらず、新型コロナウイルス禍前のように大勢の市民が繰り出し、選手の力走を後押しした。

 表彰式では、岡山市出身の五輪女子マラソン連続メダリストの有森裕子さんと大会会長の松田正己山陽新聞社社長がそれぞれ優勝者に有森杯、人見杯を贈り、栄誉をたたえた。

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