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「鬼滅の刃」世界観 ファン堪能 岡山、原画386枚やフィギュア

躍動感のある構図や繊細なタッチで描かれた原画を楽しむファンら=岡山県立美術館(©吾峠呼世晴/集英社)
躍動感のある構図や繊細なタッチで描かれた原画を楽しむファンら=岡山県立美術館(©吾峠呼世晴/集英社)
 社会現象にもなった大ヒット漫画の世界観を再現した「『鬼滅の刃』吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)原画展」が15日、岡山市北区天神町の岡山県立美術館で始まった。初公開のイラストを含む原画386枚や登場人物の等身大フィギュアが並び、初日から大勢のファンらが訪れ、躍動感ある構図や原画ならではの筆致を堪能していた。

 鬼に家族を殺された少年・竈門炭治郎(かまどたんじろう)が鬼と化した妹を救うために壮絶な戦いに挑む物語。会場は単行本全23巻に沿って七つのエリアで構成し、映画化され国内興行収入歴代1位となった無限列車編など炭治郎が仲間たちとの絆を深めていく感動の場面を追体験できる。

 会社員の女性(36)=倉敷市=は「原画には修正の跡や指示書きがあり、作者のこだわりが伝わってきて感激した。家に帰って単行本を改めて読み返したい」と話した。

 会場入り口にある炭治郎らの等身大フィギュアは写真撮影が可能。ショップにはイラストボードや缶バッジなど新作を含む約130点のグッズが並び、長蛇の列ができていた。17日までは時間予約制で、残券がある場合のみローソンチケットで販売する。

 会期は来年2月18日まで。12月18、29日~1月3、9、15、22、29日、2月5、13日休館。県立美術館、OHK岡山放送主催、山陽新聞社共催。

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