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整備新幹線建設、国費804億円 大阪延伸、調査費2億円増

 北陸新幹線車両W7系=2014年、石川県白山市
 北陸新幹線車両W7系=2014年、石川県白山市
 政府は14日、2024年度当初予算案に整備新幹線3区間の建設費として5年連続で国費804億円を盛り込む方針を固めた。これとは別に北陸新幹線の大阪延伸に向けた調査費として、23年度比2億円増の14億円を計上する方針だ。

 建設費は、北海道・新函館北斗―札幌、北陸・金沢―敦賀(福井県)、九州・長崎ルート武雄温泉(佐賀県)―長崎が対象。大部分を北海道に配分し、北陸、九州は残工事に充てる。

 北陸新幹線の敦賀―新大阪は、環境影響評価(アセスメント)の遅れで着工時期が決まっていない。与党や地元は早期延伸を訴えており、調査費は本来着工後に行う作業の前倒しに充て、工期の短縮につなげる。

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