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三神さん(瀬戸内学園)最優秀賞 障害者虐待防止啓発スローガン

受賞作について小林会長(左)に説明する三神さん
受賞作について小林会長(左)に説明する三神さん
 岡山県障害福祉施設等協議会(岡山市北区南方)が初めて募った「障害者虐待防止啓発スローガン」コンテストの入賞作品が決まり、13日、きらめきプラザ(同所)で表彰式が開かれた。最優秀賞には障害者支援施設瀬戸内学園(倉敷市)の生活支援員三神敬子さん(46)の「その言葉発する前に“心”呼吸」が輝いた。

 県内で障害者施設の職員が入所者に暴行したとして1月に逮捕されるなど、障害者虐待が問題化していることを踏まえて企画。障害者支援施設の職員ら172人から計263点が集まった。同会の役員が審査し、最優秀賞1点と優秀賞2点、優秀作品14点を選んだ。

 表彰式には三神さんと、ともに優秀賞で笠岡市・こうのしま荘生活支援員のトフィク・バロカさん(26)=インドネシア出身、徳山菜摘さん(25)が出席。同協議会の小林大輔会長から表彰状を受け取った。

 三神さんは「余裕がないときはひと息つき、落ち着いて対応する自分の心がけを標語にした。丁寧な支援に努めたい」と話した。

 受賞作は同プラザに26日まで展示する。三神さんの標語はポスターにし、会員施設に配る予定。

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