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おかやまマラソン1.6万人疾走 4年ぶり完全復活 森田さんV

スタートの号砲とともに岡山県総合グラウンド周辺を一斉に駆け出すランナーたち
スタートの号砲とともに岡山県総合グラウンド周辺を一斉に駆け出すランナーたち
おかやまマラソン1.6万人疾走 4年ぶり完全復活 森田さんV
ジップアリーナ岡山前をスタートするランナー
ジップアリーナ岡山前をスタートするランナー
岡山市中心部を駆け抜けるランナー
岡山市中心部を駆け抜けるランナー
沿道の声援を受けながらJR岡山駅前を疾走するランナー
沿道の声援を受けながらJR岡山駅前を疾走するランナー
 「おかやまマラソン2023」(実行委員会、岡山陸上競技協会主催)が12日、岡山県総合グラウンド(岡山市北区いずみ町)一帯を発着点に開かれた。フルマラソンの定員が新型コロナウイルス禍前の規模に戻され、ファンラン(5・6キロ)も4年ぶりに再開。岡山県内外のランナー計1万6131人が、完全復活の舞台を楽しんだ。

【写真館】ランナーや沿道の応援風景

【スタートシーンノーカット動画はこちらから】

 午前8時45分、実行委の松田正己副会長(山陽新聞社社長)の号砲でスタート。カラフルなウエアのランナーが一斉に駆け出した。アニメキャラクターなどに仮装したランナーもいて沿道の観客を沸かせた。

 フルマラソン(42・195キロ)は市中心部の桃太郎大通りや市役所筋を抜け、南部の田園地帯を折り返す日本陸連公認コース。男子は森田雄貴さん(岡山・東京大)が2時間21分8秒で初優勝し、女子は篠崎理紗さん(埼玉・不動岡クラブ)が2時間44分5秒の大会新記録で初めて制した。

 6時間(41・8キロ地点)の制限時間内に1万3627人が完走し、備前焼と倉敷市の伝統産品・真田紐(ひも)を組み合わせたひし形のメダルが贈られた。完走率は過去最高の92・8%だった。

 ファンランの参加者も、紅葉した街路樹を見ながら西川緑道公園など市中心部のコースを走った。

 沿道では12万3千人(主催者発表)が観戦。新型コロナ対策として昨年は自粛を求められていた大きな声を出しての応援やランナーとのハイタッチが多く見られた。大会を支えるボランティアには約5300人が参加した。

 5回目のフルマラソン出場だった総社市溝口、パートの女性(47)は「20キロ付近で脚が痛くなったが、沿道の声援や子どもたちとのハイタッチが力になった。自己ベストを更新でき、達成感でいっぱい」と晴れやかな表情だった。

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