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コンテナホテル 勝央に10日開業 デベロップ 災害時は被災地移設も

勝央町に開業するコンテナホテル
勝央町に開業するコンテナホテル
 コンテナ建築などを手がけるデベロップ(千葉県市川市)は10日、岡山県勝央町黒土にコンテナを使ったホテル「HOTEL(ホテル) R9(アールナイン) The(ザ) Yard(ヤード) 勝央」をオープンする。災害時はコンテナを被災地に移設し宿泊所や医療拠点として利用できる。同県内では津山市に次いで2カ所目。

 国道179号沿いの民有地2800平方メートルを賃借。ユニットバスなどを備えたコンテナ1台(13平方メートル)を1室としダブル36室とツイン6室を設けた。料金はダブルが2人1泊8700円から―など。1人での利用可。駐車場(42台分)やコインランドリー、自販機もある。従業員は地元採用を中心に約20人。投資額は非公表。

 コンテナは車輪付きの土台に載っており、トレーラーにつないで移設できる。津山市、奈義、鏡野町に続き、勝央町とも6日、災害時にコンテナを優先的に貸し出す協定を結んだ。

 同社は勝央を含め全国69カ所にコンテナホテルを展開。来夏には倉敷市での開業(客室42室)を予定する。同社は「関係人口の増加に寄与し、災害に強い社会づくりにも役立ちたい」としている。

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