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米下院議長候補にジョンソン氏 共和党内不和は深刻、選出不透明

 24日、米ワシントンで共和党の会合に出席するマイク・ジョンソン議員(中央)(AP=共同)
 24日、米ワシントンで共和党の会合に出席するマイク・ジョンソン議員(中央)(AP=共同)
 米下院議長候補から撤退し、集会会場を後にするエマー院内幹事=24日、ワシントン(AP=共同)
 米下院議長候補から撤退し、集会会場を後にするエマー院内幹事=24日、ワシントン(AP=共同)
 【ワシントン共同】混迷が続く米下院議長選で、下院多数派の共和党は24日、マイク・ジョンソン議員を新たな議長候補に指名した。米メディアが報じた。党内不和は深刻で、下院で議長選出に必要な過半数の票を得られるかどうかは不透明だ。下院はマッカーシー氏が3日に米史上初めて議長を解任されて以降、3週間にわたり機能不全に陥っている。

 ジョンソン氏指名に先立ち、共和党は24日、下院共和党ナンバー3、エマー院内幹事を議長候補に指名したが、エマー氏は直後に撤退した。トランプ前大統領が、自身への忠誠心が薄い党内勢力を意味する「RINO(名ばかりの共和党員)」だとエマー氏を批判していた。撤退した候補は3人目。

 ジョンソン氏はトランプ氏が敗北した2020年大統領選で不正があったと主張し、トランプ氏との関係が近いとされる。共和党穏健派、強硬派双方の支持を固められるかどうかは未知数だ。

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