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福井、高浜原発の事故想定し訓練 孤立住民、海上から避難

 海上自衛隊のエアクッション艇に乗船する福井県高浜町の住民ら=21日午前、福井県おおい町
 海上自衛隊のエアクッション艇に乗船する福井県高浜町の住民ら=21日午前、福井県おおい町
 福井県は21日、関西電力高浜原発1号機で重大事故が起きたと想定した原子力総合防災訓練を行い、住民避難の手順を確認した。同県おおい町の海水浴場では、地震で道路が寸断されて孤立し陸路で避難できなくなったとの設定で、住民が海上自衛隊のエアクッション艇に乗船した。

 高浜町の住民ら35人ほどは午前8時50分ごろ、海自隊員の手を借りながら船に乗り込み、沿岸から約5キロ離れて停泊している輸送艦に向かった。午前10時40分ごろ、出発地と同じ海水浴場に戻った。

 原発約30キロ圏内の住民を対象に、避難先などに移動する訓練に約650人、自宅など建物の中に避難する訓練に約5100人が参加した。

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