山陽新聞デジタル|さんデジ

世界最古のチャバネゴキブリか 3世紀、奈良・纒向遺跡で発見

 見つかったチャバネゴキブリの「前胸背板」(初宿成彦氏提供)
 見つかったチャバネゴキブリの「前胸背板」(初宿成彦氏提供)
 ゴキブリの「前胸背板」の位置を示すイメージ(初宿成彦氏提供)
 ゴキブリの「前胸背板」の位置を示すイメージ(初宿成彦氏提供)
 邪馬台国の有力候補地とされる奈良県桜井市の纒向遺跡で3世紀後半(古墳時代)の祭祀用とみられる土器などが出土した穴からチャバネゴキブリの一部が見つかり、大阪市立自然史博物館と奈良女子大が11日発表した。チャバネゴキブリとしては世界最古という。

 研究チームの初宿成彦・大阪市立自然史博物館外来研究員(昆虫学)によると、出土したのはゴキブリの「前胸背板」と呼ばれる部分で、幅は約4ミリ。2本の黒い模様から判別した。

 研究成果は奈良県天理市で開かれる日本文化財科学会で22日に発表される。

あなたにおすすめ


さんデジ特集

TOP