山陽新聞デジタル|さんデジ

全国唯一「角土俵」ではっけよい 勝央北小で児童199人相撲大会

角土俵で力強く組み合う児童
角土俵で力強く組み合う児童
 全国で唯一使われている四角い土俵・角土俵が残る勝央北小(岡山県勝央町植月中)で6日、恒例の相撲大会が開かれ、全校児童199人がまわし姿で元気よくぶつかり合った。

 各学年が紅白に分かれて対戦。「歩みの花」「慎之龍」「いつきの山」など、自分の名前にちなんだしこ名を呼ばれて土俵(4メートル四方)に上がった児童は「はっけよい、のこった」の合図で立ち合うと力強く組み合い、寄り切りや上手投げの技を決めていた。同級生らからは大きな声援が送られた。

 押し出しで勝った5年男児(11)は「まわしを着けるとやる気が湧き、練習通りに勝てた。来年も楽しみ」と話した。

 同小の角土俵は約500年前の室町時代に豪族が近くの神社に設けたとされ、地元保存会が1960年代に復元後、2000年に移転。児童による大会は旧3小が統合した08年から続いている。

あなたにおすすめ


さんデジ特集

TOP