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社会人となる決意新た 岡山県内企業で採用内定式

内定通知書を受け取る学生=おかやま信用金庫本店
内定通知書を受け取る学生=おかやま信用金庫本店
 2024年春卒業予定の大学、短大、専門学校生らに対する企業の採用内定解禁(1日)を受け、岡山県内の多くの企業が2日、内定式を開き、学生たちが社会人となる決意を新たにした。

 おかやま信用金庫(岡山市北区柳町)は本店で式を実施。内定者数は例年とほぼ同じ21人(男性9人、女性12人)で、三宅崇文専務理事が「新型コロナウイルス禍の影響が残る中、地元を支える一翼となり、岡山をともに盛り上げていこう」と呼びかけ、一人一人に内定通知書を手渡した。

 香川大経済学部4年の学生(22)は「入庫に向けて、しっかり経済情報を取り入れるようにする。地域の方の生活を良くするお手伝いがしたい」と話した。

 この日は、両備グループ(同下石井)や岡山県貨物運送(同清心町)、中国銀行(同丸の内)、トマト銀行(同番町)なども式を行った。

 就職情報大手のリクルート(東京)の全国調査では、9月1日時点の大学生の就職内定率は91・5%と、前年同期と比べ0・7ポイント高くなった。

 就職支援会社のシーズ(岡山市北区駅元町)によると、新型コロナ以降、リモート形式の採用選考が増加。大都市圏の大手企業への就職活動が優先して行われる傾向が強まっており「採用予定数に届かないまま内定式を開いた地元企業も多い。今後も採用活動は続くだろう」としている。

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