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両親殺害、19歳長男控訴 懲役24年不服、佐賀

 15日、両親殺害事件の裁判員裁判で判決が言い渡された佐賀地裁の法廷。中央は岡崎忠之裁判長
 15日、両親殺害事件の裁判員裁判で判決が言い渡された佐賀地裁の法廷。中央は岡崎忠之裁判長
 佐賀県鳥栖市で3月、両親を殺害したとして殺人罪に問われた元大学生の長男(19)の弁護側は26日までに、懲役24年とした15日の佐賀地裁判決を不服として福岡高裁に控訴した。25日付。弁護側は、少年院送致などの保護処分が相当だと主張していた。

 判決は父親=当時(51)=の虐待が事件に影響したと認定した上で、最長3年の少年院収容期間は「罪の重さに向き合うには不十分で、保護処分での更生可能性は乏しい」と判断。虐待について保護処分を許容する特段の事情と認めなかった。

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