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科学史家の伊東俊太郎さん死去 93歳、東大名誉教授

 比較文明研究の第一人者として知られる科学史家で東京大名誉教授の伊東俊太郎(いとう・しゅんたろう)さんが20日午前5時18分、老衰のため東京都内の病院で死去した。93歳。東京都出身。葬儀は家族葬で行った。喪主は長男和彦(かずひこ)氏。

 東大のほか国際日本文化研究センター、麗沢大で教授を歴任。近代科学と社会の関係についての独創的な見解を平易な文章で論じてきた。アラビア科学を視野に入れた「近代科学の源流」や、「十二世紀ルネサンス」など多くの著書を発表。日本科学史学会、比較文明学会の会長も務めた。2020年文化功労者。

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