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地域振興や人材育成 中高生ら討議 23日のシンポ前に意見共有

連続シンポの事前ワークショップで、若い世代の発想をまちづくりに生かす意義を確認する参加者
連続シンポの事前ワークショップで、若い世代の発想をまちづくりに生かす意義を確認する参加者
 持続可能で活力ある地域づくりを考える連続シンポジウム「SDGs地域課題を探る」(山陽新聞社主催)の第3回「次世代と描くまちづくり」に向け、事前ワークショップが13日夜、岡山市内で開かれた。中高生や地域おこしに携わる約20人がオンラインを中心に集まり、地域振興に若い世代の発想を生かす意義や活動を通じて人材育成を図る重要性を共有した。

 井原市教委の藤井剛参事は、同市教委と学校や中高生との連携を紹介。市制施行70周年の事業では、中高生が発案して記念ソングを作って式典で披露したほか、SDGsのオリジナルロゴマークを作成したと報告した。

 若者有志でつくるまちづくりグループ「#おかやまJKnote」メンバーの中学3年水粉こころさん(15)は、活動拠点がある岡山市で祭りに店を出したと発表。冬に地元大学生と連携して謎解きイベントを開催する企画を進めていることも話した。

 ほかにも、まちづくりでは地域の将来を担う若者の参加を促すことや、多様な世代が意見を出し合う大切さを指摘する意見などが共有された。

 ワークショップは岡山県内のNPOなどによる「SDGsネットワークおかやま」が開催。討議内容をシンポに反映させる。

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 第3回シンポは23日午後2時から、山陽新聞社さん太ホール(岡山市北区柳町)で開催。申し込みは特設サイト(https://c.sanyonews.jp/sdgs_sympo)から。聴講無料。

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