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どう進める「まち・人づくり」 岡山で23日シンポ、参加募る

西大寺会陽を前に、五福通りを彩るあんどんを作製し、披露する学芸館高生=2月
西大寺会陽を前に、五福通りを彩るあんどんを作製し、披露する学芸館高生=2月
 まちづくりに、次代を担う中高生や大学生らが中核となって参加するケースが増えている。若い視点の発想や行動力が地域に活力を与え、自身も成長するといった成果が期待される。そんな「まち・人づくり」をどう進めるか―。連続シンポジウム「SDGs地域課題を探る」(山陽新聞社主催)の第3回が23日、「次世代と描くまちづくり」をテーマに開催される。参加者を募集している。

 奇祭・西大寺会陽で知られる岡山市東区の西大寺地区。昭和初期の町並みが残る「五福通り」の再生に、地元の岡山学芸館高生が地域の人々とともに取り組む。まちの魅力づくりに、西大寺高や東岡山工高生らとも連携して通りを彩るあんどんの製作を続け、来年2月の会陽に向けて改良を重ねている。

 玉野市の宇野港周辺では、中高大学生らのグループ「Taman(タマノ)o Beads(ビーズ)」が、地域の人のアドバイスを受けて地元の魅力を発信する活動を行い、10月21日の大規模なマルシェ「うのマル」の企画も練っている。

 倉敷市では、美観地区周辺の伝統的町並みの保存・活用に取り組む官民連携組織に高校・大学生らのグループができ、まちのビジョンづくりに取り組む。

 パネリストは、学芸館高地域活性化ゼミ2年生、上田春彰氏=宇野港のハルさん(合同会社LILLARD代表)、成清仁士氏(ノートルダム清心女子大准教授)。岡山市・奉還町商店街の活性化に取り組む中高生、井原市の子どもたちと地域住民を交えた活動などの関係者も加わり、まちづくりと人づくりを兼ねた取り組みの在り方を話し合う。

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 23日午後2時~4時、山陽新聞社さん太ホール(岡山市北区柳町)で開催。無料。申し込みは、特設サイト(https://c.sanyonews.jp/sdgs_sympo)。はがきかファクスの場合は、郵便番号、住所、氏名、年齢、職業、電話番号、聴講人数、メールアドレスを明記し、〒700―8634 山陽新聞社「連続シンポジウム」係へ。ファクス086―803―8502。

 問い合わせは、山陽新聞社吉備の環(わ)プロジェクト推進センター(086―803―8091)。

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