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地域社会活性化へ包括連携協定 天満屋グループと高梁市

協定書に署名する斎藤社長(右)と近藤市長
協定書に署名する斎藤社長(右)と近藤市長
 天満屋グループ(岡山市)は4日、高梁市と地域社会の活性化や市民サービスの向上に向けた包括連携協定を結んだ。グループが自治体と協定を締結するのは初めて。

 連携は、人材育成▽観光情報の発信▽災害対策▽健康増進▽子育て支援▽教育・文化の推進▽脱炭素社会の実現―といった分野を想定。具体的には、天満屋岡山店(岡山市北区表町)などで高梁市職員が店頭に立ち、天満屋スタッフの指導で応対のスキルを向上させる。グループは取り組みを通じて、市民により親しみを持ってもらう。

 高梁市役所で締結式があり、グループを代表して天満屋(同所)の斎藤和好社長が、近藤隆則市長と協定書に署名した。斎藤社長は「社会課題の解決を通じて、地域との信頼関係を強めていくことがわれわれの発展につながる。グループ全体のシナジー(相乗効果)を発揮したい」、近藤市長はグループの社員について「公務員にはない感覚を持っている。人材育成や商品の販路拡大などに力を借りたい」と話した。

 グループは今後、他の自治体などとも同様の協定を結ぶ方針。

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