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98歳の元ナチス看守を起訴 ドイツ検察、殺人ほう助罪で

 【ベルリン共同】ドイツ西部ギーセンの検察当局は1日、第2次大戦中にナチス・ドイツの強制収容所で3300人以上の殺害に関与したとして、看守だった男(98)を殺人ほう助罪で起訴したと発表した。

 発表などによると、男は1943年7月から45年2月、ベルリン近郊にあったザクセンハウゼン強制収容所で看守をしていた。収容所は36年の開設から敗戦の45年までユダヤ人ら約20万人が収容され、数万人が死亡した。

 ドイツでは2011年のナチス戦犯裁判で、収容所で看守などとして勤務したことを証明すれば殺人ほう助罪が成立するとの判断が下され、高齢の元看守らの起訴が相次いでいる。

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