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ロシア、次世代ICBM実戦配備 MD網も突破、欧米をけん制

 ロシア北部アルハンゲリスク州で行われた次世代型ICBM「サルマト」の発射実験=2022年4月(ロシア国防省提供・タス=共同)
 ロシア北部アルハンゲリスク州で行われた次世代型ICBM「サルマト」の発射実験=2022年4月(ロシア国防省提供・タス=共同)
 ロシア国営宇宙開発企業ロスコスモスのボリソフ社長は1日、米国のミサイル防衛(MD)網を突破して米本土を攻撃できるとされる多弾頭の重量級次世代型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「サルマト」が実戦配備されたと述べた。インタファクス通信が伝えた。激しく対立する欧米への新たなけん制材料になるとみられる。

 サルマトは射程約1万8千キロ。ロイター通信によると10個以上の弾頭の運搬が可能で、全てをMDで迎撃するのは困難とされる。

 ボリソフ氏は、配備の時期や場所には触れていない。

 プーチン大統領は6月、「軍の強化は今後も優先課題の一つだ」と表明し、サルマトが近く実戦配備されると述べていた。

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