山陽新聞デジタル|さんデジ

虐殺「受難の歴史、忘れない」 東京で韓国民団が追悼

 関東大震災の際に虐殺された朝鮮人を追悼する「殉難者追念式」=1日午前、東京都内
 関東大震災の際に虐殺された朝鮮人を追悼する「殉難者追念式」=1日午前、東京都内
 関東大震災の際に流言が広がり、自警団などに虐殺された朝鮮人を追悼する「殉難者追念式」が1日、東京都内で開かれた。主催した在日本大韓民国民団(民団)東京本部の李寿源団長は「悲惨な受難の歴史は絶対に忘れてはならない。未来を見据えて一歩一歩、韓日両国が共存共栄する平和な世界の構築に力を尽くしていく」と誓った。

 式典には日韓双方の国会議員や友好団体幹部、在日韓国人ら約500人が参加。一人一人が祭壇に献花し、地震発生時刻の午前11時58分に合わせて黙とうをささげた。

 韓国の尹徳敏駐日大使は「大震災当時、韓国人が無念に犠牲となった事実は誰も否定できない歴史だ」と指摘した。

あなたにおすすめ


さんデジ特集

TOP