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北朝鮮が短距離弾2発発射 米爆撃機展開に反発か、被害なし

 27日、朝鮮人民軍海軍司令部で演説を行う北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記(朝鮮中央通信=共同)
 27日、朝鮮人民軍海軍司令部で演説を行う北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記(朝鮮中央通信=共同)
 【ソウル共同】韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は30日午後11時40~50分ごろ(日本時間同)、首都平壌の順安付近から日本海に向けて短距離弾道ミサイル2発を発射した。日本政府によると、日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したとみられる。韓国国防省は同日、米軍のB1B戦略爆撃機が朝鮮半島上空に展開し、韓国軍と合同訓練を実施したと発表しており、北朝鮮が反発したとみられる。

 韓国軍は31日未明、弾道ミサイルはそれぞれ約360キロ飛行したと明らかにした。日本政府は北朝鮮に対し厳重に抗議し、強く非難したと発表した。

 岸田文雄首相は情報収集と分析に全力を挙げ、航空機と船舶の安全確認を徹底するよう関係省庁に指示した。船舶などに対する被害の報告は入っていない。

 米韓両軍が21日から実施している大規模合同演習は31日までの予定。日米韓は29日、韓国南部の済州島南方の公海上で北朝鮮の弾道ミサイルに対応するための防衛訓練をした。

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