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H3ロケット、原因調査一区切り 設計変更も検討

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は23日、国産の新型主力機H3ロケットについて、1号機が打ち上げに失敗した原因は2段目エンジンの制御装置などに絞り込めたため、原因調査は一区切りとし、再発防止策を講じて2号機打ち上げを目指す方針を示した。2号機以降では、失敗を踏まえた設計変更も検討する。

 H3の1号機は3月7日、種子島宇宙センター(鹿児島県)から離陸後、2段目ロケットのエンジンが点火せず、指令を送って破壊された。23日に開かれた文部科学省の有識者会合で、原因は点火装置や制御装置の損傷など大きく三つに絞り込めたため、考えられる全ての対策を反映させることが報告された。

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