カンボジアを拠点に特殊詐欺をしていたとみられる日本人７人が、現地当局に拘束されたことが１４日、捜査関係者への取材で分かった。うち５人は既に帰国し、日本の警察が任意で捜査。残る２人について日本国内での詐欺事件に関わった疑いが強まったとして、捜査員を現地に派遣し、週内にも身柄を日本に移送した上で逮捕する方針。

　捜査関係者などによると、佐賀県在住の人物から金をだまし取った疑いがある。７人はカンボジア国内のホテルを拠点とするグループとみられる。５月ごろ「タイ国境に近いカンボジアのホテルにオンラインで詐欺をする日本人がいる」との情報提供が現地当局にあったという。