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宮城・大川小で追悼の灯籠 「安心して帰れる場所に」

 宮城県石巻市の大川小でともされた紙灯籠=13日夕
 宮城県石巻市の大川小でともされた紙灯籠=13日夕
 東日本大震災の津波で児童と教職員84人が亡くなった宮城県石巻市の大川小で13日、卒業生らでつくる震災伝承の団体が、校内に紙灯籠をともしたり、校歌を合唱したりするイベントを開いた。主催した卒業生は「震災後に地域を離れた人も安心して帰って来られる、温かみのある場所にしたい」と願いを込めた。

 イベントは「おかえりプロジェクト」。犠牲者を追悼するとともに、お盆に帰省する人を交えて地域の未来を考える場をつくろうと、任意団体「Team大川 未来を拓くネットワーク」が昨年から始めた。

 紙灯籠には全国の中高生などが寄せた「子供たちおかえり」や「ずっと忘れないよ」といったメッセージが記された。

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