東京電力は10日、柏崎刈羽原発7号機(新潟県)の火災防護区域内に配線されるはずだったケーブル38本が、区域外を通っていたと明らかにした。5月に3本が同様の状態になっていたと判明し、他にもないか調べていた。安全対策工事の設計段階のミスなどが原因とみており、今後、移設するという。
同社によると、区域外を通っていたのは、敷地境界の放射線量を計測する放射線監視装置(モニタリングポスト)のデータを緊急時対策所に送るケーブルなど。
同原発を巡っては、テロ対策の不備が次々と明らかになり、2021年に原子力規制委員会が事実上の運転禁止命令を出した。現在も命令は解除されていない。
同社によると、区域外を通っていたのは、敷地境界の放射線量を計測する放射線監視装置(モニタリングポスト)のデータを緊急時対策所に送るケーブルなど。
同原発を巡っては、テロ対策の不備が次々と明らかになり、2021年に原子力規制委員会が事実上の運転禁止命令を出した。現在も命令は解除されていない。