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原油先物、7万4000円突破 年初来高値、ガソリン上昇も

 東京都内のガソリンスタンドで給油する人=2日
 東京都内のガソリンスタンドで給油する人=2日
 10日の東京商品取引所で中東産原油の先物が値上がりし、株価終値に相当する指標価格の清算値は1キロリットル当たり前日比1670円高の7万4920円を付け、年初来高値を更新した。節目の7万4千円突破は昨年11月9日以来、約9カ月ぶり。

 お盆休みの帰省などで運転する乗用車のガソリン代のほか、農林水産業や運輸業などで使う各種燃料の代金が上がりかねない。物価の高止まりにつながる恐れもある。

 原油高の背景には「世界の工場」と言われる中国で、政府がデフレ懸念を一掃する大型の景気対策を発動するとの予想がある。現実化すれば燃料需要は増える見通しだ。

 外国為替市場の円安ドル高傾向も要因。

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