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群馬ヘリ墜落5年、登山道整備 遅いと遺族から批判も

 墜落した防災ヘリコプター「はるな」=2018年8月、群馬県中之条町
 墜落した防災ヘリコプター「はるな」=2018年8月、群馬県中之条町
 群馬県の防災ヘリコプターが同県中之条町の山中に墜落し、搭乗していた9人全員が死亡した事故は、10日で発生から5年となる。県は管理体制を見直し、後継機を導入。事故現場に向かう登山道の整備を進めるが、遺族からは「事故から時間がかかりすぎだ」との批判も上がる。

 事故は2018年8月10日に発生。登山道の視察中だった防災ヘリ「はるな」が墜落、県防災航空隊と吾妻広域消防本部の職員が死亡した。

 県は事故後、飛行の可否などを判断する運航管理責任者をヘリポートに常駐させた他、操縦士を2人体制にし、21年にはフライトレコーダーや自動操縦装置付きのヘリを導入した。

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