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米、北朝鮮越境兵を捕虜と認めず 国際条約上の保護対象外

 【ワシントン共同】ロイター通信は4日、韓国から北朝鮮側に軍事境界線を越えたトラビス・キング米陸軍2等兵について、米政府がジュネーブ条約が定める「戦争捕虜」と認定していないと報じた。条約が定める保護の対象とならない可能性がある。米政府関係者は、まだ最終決定ではないとしているという。

 北朝鮮が2等兵を保護しているのを認めたことが明らかになっている。米政府は2等兵を「無断離隊者」に分類。一定の期間が経過後に自動的に「脱走兵」に変更することになるという。

 戦争捕虜の扱いに関するジュネーブ条約は「戦争捕虜はいかなる時も人道的に扱われなければならない」と規定している。

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