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無痛分娩で31歳死亡、和解成立 医院側が遺族に7千万円、大阪

 大阪府和泉市の産婦人科医院「老木レディスクリニック」で2017年、無痛分娩で出産した女性=当時(31)=が死亡したのは麻酔の効き具合などの確認を怠ったのが原因として、遺族が運営法人(破産)側に計約8300万円の損害賠償を求めた大阪地裁の訴訟は4日までに終結した。裁判外で運営法人側が計7500万円を支払う内容で和解が成立し遺族側が今年7月、訴えを取り下げた。

 訴状によると、女性は17年1月、同クリニックで出産する際、当時の院長から脊髄の近くに麻酔を施されて呼吸不全となり、低酸素脳症で死亡したとされる。子どもは帝王切開で生まれて無事だった。

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