山陽新聞デジタル|さんデジ

岡山でSDGsフェア開幕 脱炭素やリサイクルなど活動紹介

リサイクルや脱炭素などの活動を企業・団体が発信するSDGsフェア
リサイクルや脱炭素などの活動を企業・団体が発信するSDGsフェア
 岡山県内の企業・団体がSDGs(持続可能な開発目標)の実現に向けた活動を発信する初の「おかやまSDGsフェア2023」(実行委員会主催)が2日、岡山市北区駅元町の岡山コンベンションセンターで開幕した。145社・団体がブースを設け、リサイクルや脱炭素などの取り組みを紹介している。3日まで。

 主に県内に拠点を置く各種メーカーや金融機関、自治体、高校、大学、NPO法人などが出展。制服製造の大和被服(倉敷市)は、廃棄される消防服をリサイクルしたバッグや手袋などの商品を披露。山陽学園中・高(岡山市)の地歴部は、街に捨てられたペットボトルなどごみの位置を示すアプリを通じ、市民の行動変容を促す活動を伝えた。

 ステージイベントもあり、西日本豪雨を踏まえて被災者支援の在り方を考えるシンポジウムなどを開催。シンポでは、岡山NPOセンター(同市)の石原達也代表理事、被災した高校生らが、避難生活を送る子どもが勉強したり遊んだりする「居場所」の必要性などについて意見を交わした。

 かるたを通じてLGBTQ(性的少数者)への理解を深めるワークショップなども開かれ、親子連れらが楽しみながら学んだ。

 岡山市立御南中3年の生徒(14)は「先端技術やさまざまな活動に触れ、新たな発見があった。SDGsへの意識が一層高まった」と話していた。

 実行委は岡山経済同友会、岡山商工会議所、岡山大、県、岡山市、中国銀行、山陽新聞社など11機関で構成。3日は企業・団体の出展のほか、若手起業家による講演会などがある。

あなたにおすすめ


さんデジ特集

TOP