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米パックウエスト合併で合意 信用不安広がり経営難

 パックウエスト・バンコープ傘下のパシフィック・ウエスタン銀行=3月、米カリフォルニア州(ロイター=共同)
 パックウエスト・バンコープ傘下のパシフィック・ウエスタン銀行=3月、米カリフォルニア州(ロイター=共同)
 【ニューヨーク共同】米西部カリフォルニア州が地盤の金融持ち株会社パックウエスト・バンコープは25日、同州を地盤とする金融持ち株会社のバンク・オブ・カリフォルニアと合併することで合意したと発表した。

 パックウエストは3月にあった米中堅銀行シリコンバレー銀行(SVB)など米銀の相次ぐ破綻で信用不安が拡大。預金流出による経営難で財務基盤の立て直しを進めていた。

 両社の合併完了は2023年末から24年初頭になる見通しで、持ち株会社と銀行はバンク・オブ・カリフォルニアの名前を引き継ぐ。合併と同時期に新株発行により総額4億ドル(約560億円)の増資を行う。

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