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自民支持層の71%が「不十分」 処理水説明、与野党を問わず不満

 IAEAのグロッシ事務局長(左)から包括報告書を受け取る岸田首相=4日、首相官邸
 IAEAのグロッシ事務局長(左)から包括報告書を受け取る岸田首相=4日、首相官邸
 共同通信社の世論調査で、東京電力福島第1原発の処理水放出を巡る政府の説明への評価を支持政党別で見ると、自民党支持層で「不十分」との回答が71・3%に達する一方、「十分」は25・6%にとどまった。公明党支持層はそれぞれ87・2%、8・4%。各野党の支持層でも「不十分」が大半を占めた。与野党を問わず、政府の説明への不満が浮き彫りになった形だ。

 主な野党支持層別では、「不十分」は立憲民主党85・4%、日本維新の会79・8%、共産党93・7%、国民民主党65・3%、「支持する政党はない」とした無党派層84・3%。「十分」が立民8・8%、維新17・4%、共産3・0%、国民27・9%。無党派層12・0%だった。

 岸田内閣を支持すると答えた人の中でも「不十分」が71・5%で、「十分」の24・6%を上回った。

 年代別では、「不十分」が84・9%の中年層(40~50代)が最も高く、若年層(30代以下)は75・5%、高年層(60代以上)は79・7%だった。

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