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愛知で絶滅の巻き貝、発見 西日本から到来、再定着か

 名古屋市の大江川河口の干潟で発見された巻き貝「タケノコカワニナ」(愛知みずほ大の川瀬基弘准教授提供)
 名古屋市の大江川河口の干潟で発見された巻き貝「タケノコカワニナ」(愛知みずほ大の川瀬基弘准教授提供)
 愛知県でいったん絶滅し半世紀以上確認されていなかった巻き貝「タケノコカワニナ」を名古屋市の川で見つけたと、愛知みずほ大の川瀬基弘准教授(貝類学)が15日までに発表した。西日本から流れ着き、再び定着し始めている可能性があるという。地球温暖化による暖流の変化の影響も受けているとみている。

 川瀬さんは6月、名古屋市港区の大江川河口の干潟で発見した。細長い円すい形の殻の長さは22~43ミリ。10匹近く確認し、成貝も含まれていた。紀伊半島や九州などで生き残っていた個体の幼生が海を漂って流れ着いたと推察。昨年にも稚貝とみられる個体を確認していた。

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