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濃度36倍の有機フッ素検出 米軍基地周辺、沖縄県調査

 沖縄県は14日、米軍普天間飛行場(宜野湾市)など県内5基地の周辺44地点で、湧き水や河川の水質を2月に調査した結果、30地点で有害な有機フッ素化合物「PFOS」と「PFOA」の濃度が国の暫定目標値を超えたと発表した。

 県によると、30地点で濃度が最大だったのは嘉手納基地(嘉手納町など)近くの湧き水。暫定目標値は両物質の合計で1リットル当たり50ナノグラムだが、同湧き水は目標値の36倍に当たる1800ナノグラムだった。

 基地周辺での調査は2017年度に始まった。県は、目標値を超えた地点で水を飲まないよう住民に呼びかけるとともに、国や米軍に対し、立ち入り調査などを求めていくとした。

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