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蒸気噴出、体調不良11人に 2人増、イベント延期も

 北海道蘭越町で資源調査の掘削作業中に蒸気が噴出し、周辺で採取した水から高濃度のヒ素が検出された問題で、町は14日、新たに2人が体調不良を訴え、計11人になったと明らかにした。併せて、町内の公園で23日に開催予定だったイベントを延期すると発表した。「対応に注力するため」と理由を説明している。

 調査主体の三井石油開発(東京)は14日、現場周辺の川で13日に採取した水から、農業用水の基準の最大2・6倍に相当するヒ素が検出されたと発表した。町によると、基準を超えた地点で農業用の取水はしておらず、直ちに影響はないという。

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