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浅草寺の天井画剥がれる 経年劣化か、参拝影響なし

 一部が剥がれる前の浅草寺本堂の天井画「龍之図」(浅草寺提供)
 一部が剥がれる前の浅草寺本堂の天井画「龍之図」(浅草寺提供)
 東京・浅草の浅草寺で本堂にある天井画の一部が8日に剥がれるトラブルがあったことが10日、浅草寺への取材で分かった。経年劣化が原因とみられる。既に取り外しており、今後修復する。けが人はなく、参拝への影響もなかった。

 浅草寺によると、天井画は日本画家の川端龍子が1958年の本堂の再建に合わせて描いた「龍之図」(縦6・4メートル、横4・9メートル)。8日午前11時ごろに和紙の大半が垂れ下がった。天井画の下に囲いを設けて参拝客が入れないようにし、本堂の公開は継続した。

 今秋ごろに修復に取りかかる予定だった。浅草寺教化部の清水谷尚順執事は「一刻も早く復旧したい」と話した。

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