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「広島の町は地獄でした」 被爆者、仙台市で講演

 仙台市戦災復興記念館で講演する被爆者の梶本淑子さん=7日午前
 仙台市戦災復興記念館で講演する被爆者の梶本淑子さん=7日午前
 1945年7月10日の仙台空襲に合わせ、仙台市戦災復興記念館で7日、企画展「ヒロシマ原爆展」が始まった。入場無料で17日まで。初日は広島市の被爆者梶本淑子さん(92)が講演し、小学生ら200人以上に「広島の町は地獄でした」と凄惨な体験を語った。

 梶本さんは14歳で被爆。「友達と一緒に建物の下敷きになったが必死ではい出た。友達は肉がえぐれて骨が見え、私の半袖をちぎって患部に当てた」などと話し、子どもたちは真剣に耳を傾けていた。生々しい話に、思わず耳をふさいだり「うわー」と声を出したりする様子も見られた。

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