５日午前５時ごろ、奈良県生駒市山崎町の山崎浄水場付近で竜田川が変色していると通行人が市に連絡した。広い範囲で緑の蛍光色になっており、県が川の水を分析したところ、入浴剤や水漏れの検査時に使われる発色剤の主成分「フルオレセインナトリウム」が検出された。県は人体への有害性はないとしており、市と原因を詳しく調べる。

　市職員らが上流を調べたところ、浄水場から北西に１・５キロほど離れ、竜田川に流れ込む同市西松ケ丘のモチ川から緑色に変化し始めていた。付近の車道の柵などに、約２０メートルにわたって粉末のようなものが付着し、水をかけると緑色になった。この粉末が変色の原因とみられる。