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子ども車内置き去り、20%経験 改善進まず、身体症状も

 通園バスの安全装置を提供する三洋貿易(東京)は5日、小学生以下の子どもを乗せている全国の運転者らに実態を尋ねた調査結果を発表した。20・4%が「1年以内に子どもを残したまま車を離れたことがある」と回答。昨年の前回調査からほぼ横ばいの割合となっており、改善が進まない状況が浮かんだ。

 三洋貿易は、車内に置き去りにされた子どもを感知するセンサーなどを手がけている。20~69歳の運転者を対象に、5月にオンラインで調査。3377人の回答を得た。

 1年以内に子どもを残して車を離れた経験者は5人に1人に上る。そのうち、5・1%で子どもにめまいや顔のほてり、頭痛などの症状が出た。

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