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版画や絵 コレクター収集の80点 津山で近現代美術作品展

舟越桂のドローイングなどが並ぶ会場
舟越桂のドローイングなどが並ぶ会場
 一般コレクターの多彩な近現代美術作品を集めた「コレクターズ・コレクションズ」が、津山市川崎の文化施設「ポート アート&デザイン津山」で開かれている。23日まで。

 広島県内の5人が収集した約80点を出品。彫刻家舟越桂のドローイングを中心に、エゴン・シーレ、猪熊弦一郎、美術家集団「Chim←Pom(チンポム)」らの版画や現代美術、スケッチなどを紹介している。

 彫刻家前川秀樹が手がけた木彫とドローイングの制作過程がうかがえるコーナーや、画家坂本直行の作品と坂本の絵を採用した有名菓子店の包装紙を額に入れて並べたり、幼稚園児の絵を額装にしたりした展示もある。

 出品した一人で広島女学院大教授の美術家三桝正典さん(62)は「有名無名にかかわらず、自分の空間を喜びや癒やしで豊かにするコレクションの魅力に触れてもらえれば」と話している。

 午前10時~午後6時(入館は同5時半、最終日は同4時まで)。無料。11、18、19日休館。問い合わせはポート津山(0868―20―1682)。

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