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伝統松山踊り 法被姿の園児挑戦 8月本番 高梁で体験会

備中たかはし松山踊りに挑戦する園児
備中たかはし松山踊りに挑戦する園児
 岡山県三大踊りの一つで、毎年8月に高梁市中心部で繰り広げられる「備中たかはし松山踊り」の体験会が4日、高梁幼稚園(同市中之町)であり、約20人の園児が370年以上続く伝統の舞に挑戦した。

 踊り保存会「城山会」のメンバーが講師を務め、ゆったりとした「地踊り」と軽快な「ヤトサ」の振り付けを指導。手本を示しながら、きれいに見せる指のそろえ方や足の運び方を助言した。

 練習後、園児はそろいの法被に着替え、輪になって踊った。本番で音頭を取る音頭保存会も駆けつけ、独特の節回しや太鼓、三味線演奏で盛り上げた。年長の女児(6)は「太鼓や三味線が格好良かった。夏休みは踊りに行ってみたい」と話した。

 踊りは県重要無形民俗文化財。新型コロナウイルスの影響で2020、21年と中止され、踊りを知らない子どもも増えていることから、同市婦人協議会が企画した。

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