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大阪市文化財指定の店舗公開 三井住友銀行、建設から約90年

 大阪市の文化財に指定された三井住友銀行の「大阪中央支店本館」=19日
 大阪市の文化財に指定された三井住友銀行の「大阪中央支店本館」=19日
 報道関係者に公開された三井住友銀行の「大阪中央支店本館」の天井。八角形の意匠が規則正しく並ぶ=8日
 報道関係者に公開された三井住友銀行の「大阪中央支店本館」の天井。八角形の意匠が規則正しく並ぶ=8日
 三井住友銀行は20日までに、大阪市教育委員会から5月に文化財に指定された「大阪中央支店本館」(中央区)を報道関係者に公開した。建設から90年近く経た現在も、当時とほぼ変わらない姿で顧客に対応する店舗として使っている。

 本館は1936年、当時の三井銀行の大阪支店として建てられた。地上4階、地下1階建てで、英国人建築家ジョサイア・コンドルに学んだ建築家が設計し、竹中工務店が施工した。

 建物外観に古代ギリシャの建築様式の一つとされる「イオニア式」の柱を配置。館内にはイタリア産の大理石を多く使い、天井と接する部分に複雑な装飾を施した「コリント式」の柱が並ぶ。

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