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岡山・徳寿寺 ナツツバキ開花 17、18日に「沙羅の花祭り」

徳寿寺の境内に咲いたナツツバキ
徳寿寺の境内に咲いたナツツバキ
 平家物語に「沙羅双樹(さらそうじゅ)」として登場するナツツバキが、岡山市北区一宮の徳寿寺で咲き始めた。緑の葉の間に見られる清楚(せいそ)な白い花が訪れた人を楽しませている。まだつぼみも多く、今月末まで順次開花する見通し。

 境内には1992年に檀家(だんか)が植えた6本の木がある。早朝に花が開き、夕方には地面に落ちることから世の無常の象徴とされる。花言葉は「はかない美しさ」。徳寿寺世話人会の秋山健二会長(71)は「精一杯に花を咲かせる姿をぜひ見に来て」と話している。

 17、18日には「沙羅の花祭り」を境内で開く。地元住民が彫った仏像14体をはじめ、昭和初期に活躍した市出身の画家・黒住章堂のふすま絵、釈迦(しゃか)の入滅を表現した涅槃図(ねはんず)を公開する。

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