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中元商戦スタート 岡山県内百貨店 5類移行で店頭での売り込み強化

試食を提供しながら商品を紹介する天満屋岡山店のギフトセンター
試食を提供しながら商品を紹介する天満屋岡山店のギフトセンター
天満屋岡山店が開設したギフトセンター
天満屋岡山店が開設したギフトセンター
 岡山県内の百貨店のトップを切り、天満屋岡山店(岡山市北区表町)は1日、中元のギフトセンターを開いた。新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5月に「5類」に移行したことを踏まえ、初日は生産者を交えたPRイベントを行うなど、店頭での売り込みを昨年より強化。岡山高島屋(同本町)は7日に開設予定で、地元特産のフルーツなどを買い物客にアピールしている。

 6階葦川(いせん)会館の特設会場に前年と同じ約1400点の見本を用意。真庭市・蒜山高原産のブルーベリーを使ったパウンドケーキ、規格外果実で味付けしたレーズンサンドなどがある。平均単価は前年比2%増の4200円、売り上げ目標はインターネット販売も含めて同1%増を掲げる。

 PRイベントには一部商品を手がけたシェフらが駆け付け、試食を提供しながら特徴を紹介した。レーズンサンドを味わった女性(65)=岡山市北区=は「毎年大阪の親戚に感謝の気持ちを込めて中元を贈っている。特別感のあるギフトを選びたい」と話していた。イベントは4日も行う。

 岡山高島屋は8階会場に前年と同じ約700点の見本を展示する予定で、岡山県産のマスカットや白桃、福山市の食品製造業者が手がけた焼き豚を扱う。平均単価は前年と同じ4500円、売り上げ目標は前年比3・5%増とする。このほか天満屋倉敷店(倉敷市阿知)は7日、同津山店(津山市新魚町)は9日に開設する。

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