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賃上げ実現「ベストな形」 経団連会長、成長の起点に

 インタビューに答える経団連の十倉雅和会長
 インタビューに答える経団連の十倉雅和会長
 経団連の十倉雅和会長(72)は共同通信などのインタビューに応じ、2023年春闘で大企業を中心に高水準の賃上げ回答が相次いだことについて「ベストな形で(賃上げが)実現した」と評価した。その上で、今年が「成長と分配の好循環」を実現するための起点の年になるとの考えを示し、来年以降も賃上げが続くよう尽力すると意欲を見せた。

 経団連の23年春闘の第1回集計では、大手企業の月給の賃上げ率は平均3・91%と、30年ぶりの高い水準となった。十倉氏はこの動きが「消費に回らなければならない」と指摘。消費喚起には賃上げだけでなく、若者世代が抱える将来への「漠とした不安」の解消が必要だと訴えた。

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