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規格外バナナ活用したチョコ菓子 果実工房とANAフーズ共同開発

規格外のバナナを活用した「バナ・ショコラ」
規格外のバナナを活用した「バナ・ショコラ」
 菓子製造販売の果実工房(岡山県奈義町西原)は、流通過程で廃棄される規格外のバナナを使ったチョコレート菓子「バナ・ショコラ」を販売している。全日本空輸(ANA)グループでバナナの輸入販売を手がけるANAフーズ(東京)と共同開発した。

 輸送中に傷が入ったり、熟しすぎたりしたエクアドル産バナナを使用。一口サイズにカットしたバナナを真空状態にして水分を含ませた後、フリーズドライ加工してホワイトチョコレートを染み込ませた。サクサクとした食感や豊かな風味が楽しめる。

 パッケージには障害者アートをあしらった。1袋(30グラム入り)378円。果実工房の直営2店のほか、中四国、九州地方の空港内などで扱っている。

 ANAフーズからバナナの有効活用を打診され、新商品として企画した。果実工房の平野幸司社長は「今後も規格外の果実を新たな商品に生まれ変わらせ、食品ロスの削減に貢献したい」と話している。

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