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G7広島サミット盛り上げへ一役 福山工高生が残り日数表示板製作

カウントダウンボードを製作する福山工業高の生徒
カウントダウンボードを製作する福山工業高の生徒
 5月19~21日に広島市で開かれる先進7カ国首脳会議(G7サミット)に向け、福山工業高(福山市野上町)の生徒たちが残り日数を知らせるカウントダウンボードの製作に取り組んでいる。2月上旬にJR福山駅に設置する予定で、機運盛り上げに一役買う。

 ボードは木製で高さ1・6メートル、幅0・8メートル。中央にLEDの電光掲示板を取り付け、周囲には地元特産の「備後絣(がすり)」の井桁模様をイメージした凹凸のある立体的なデザインを施すという。建築、電気研究部に所属する1~3年生5人が昨年11月から作業を進めている。

 1月25日には、生徒たちが備後絣の端切れを見て、角材を加工。差し金を当てながらボード上で組み合わせを確認した。電光掲示板の表示プログラムは電気科生が担当し、残り日数のほか「ここから世界へ」などのメッセージが流れる。

 今後サミットロゴに合わせてカラフルに塗装し、市花のバラなどのイラストを刻印した金属やアクリルの板も取り付ける。

 建築科1年男子(16)は「木材を正確に切り出して組み合わせる作業が難しかった。県外の人にサミットや福山のことを知ってもらえるよう、立派なボードに仕上げたい」と話していた。

 カウントダウンボードの製作は官民でつくる広島サミット県民会議が県内7高校に依頼。備後地域では福山工業高のほか、府中東高(府中市)、総合技術高(三原市)が製作に取り組んでいる。府中東高のボードは府中市役所、総合技術高はJR三原駅に設置する。

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