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“島旅”へ 瀬戸芸秋会期が開幕 11島2港、新作は22点

高見島の新作「FLOW」を早速楽しむ人たち
高見島の新作「FLOW」を早速楽しむ人たち
源平合戦の屋島の戦いを描いた大パノラマ画に見入る人々=高松市の「やしまーる」
源平合戦の屋島の戦いを描いた大パノラマ画に見入る人々=高松市の「やしまーる」
 「瀬戸内国際芸術祭2022」(香川県などでつくる実行委主催)の最後を飾る秋会期が29日、岡山、香川県の11島2港で始まった。夏会期の会場に本島、高見島、粟島、伊吹島の西讃4島が加わり、新作22点を含む204作品を展開。美術ファンらがアートを巡る“島旅”へ繰り出した。

 春、夏会期と同様、各会場で新型コロナウイルスの感染防止対策を徹底。高松港(高松市)や宇野港(玉野市)では、検温や体調確認を受けた来場者がリストバンドを受け取り、次々と展示場所に向かった。

 西讃4島の高見島(香川県多度津町)では、過疎が進む島の再生に思いを託した彫刻家内田晴之さんの「Merry Gates」や、南アフリカ出身の美術家ケンデル・ギールさんのガラスや鏡をはめ込んだ彫刻「FLOW」などが人気を集めた。「海を切り取る額縁みたいなアートは写真映えする。爽やかな秋の風も気持ちいい」と、兵庫県相生市から訪れた会社員(28)。

 瀬戸内海を一望する高松市の屋島地区にある山上交流拠点施設「やしまーる」には、源平合戦の屋島の戦いをモチーフにした大パノラマ画(高さ約5メートル、幅約40メートル)がお目見え。円弧状の壁面に描かれた壮大な海と陸の合戦図に「臨場感に圧倒された。屋島ににぎわいを取り戻すきっかけになってくれれば」と高松市の男性(73)は見入っていた。

 11月6日まで。西讃4島の屋内作品はメンテナンスのため10月19日の公開を休止する。台風14号で破損した宇野港会場の作品「本州から見た四国」は展示中止。

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